ためいきが止まらないとき
ためいきが止まらないときがたまにあります。
なんであんなことしちゃったんだろうって自分を責めたり
なんであんなこと言われないといけないんだろうと誰かのささいな一言を気に病んだり
これから自分の未来がどうなるんだろうと漠然と不安に思ったり
誰にも話せないくらいぼんやりしていて、一人で抱えるしかないわだかまりがどんどん広がってきて、ためいきが止まらなくなる。
そんな気分をなんとかしたくて、友達と遊びに行ったりお酒を飲んだり映画を見たりしていました。
でも全然楽しくない。
わだかまりはどんどん広がっていくばかり。
目の前のことに全然集中できなくて、むしろその場に存在していることが苦痛になってくるくらい。
じゃあ自分が抱えている問題にとことん向かい合ってみようと、問題点を書き出して対策を具体化・詳細化して期限を決めてやっていこう。
行動は結果を生む!とがんばろうとしたこともありました。
でもダメなんですよね。
そもそも自分が何を辛いとおもっているかよくわからないけどなんとなく辛い状態だから、書き出そうとしても書き出せない。
ためいきがまた止まらなくなって全然手が進まない。
いざ書こうとすると、「こんなことしても何も変わらない」と無力感が襲ってくる。
地図が無い森で迷っているような感覚です。
最後の手段として心療内科にいってみたけど、薬貰って飲んでみて余計憂鬱になっておわりでした。
ためいきが止まらないときすること
そんな毎日を何とかやり過ごしているうちに、わたしの経験値は溜まり、ためいきを止める方法を確立しました。
それは夜10時に寝て朝6時に起きる生活を28日間続けること。
「何が辛いかわからないけど何となく辛い」のは睡眠不足なのです。
ハァ?!
という声が聞こえてきそうですが、人間は結局動物なのです。
特定の刺激に対して特定の反応をする。
猫がしっぽをつかまれたら怒るように、人間は睡眠不足になると無気力で憂鬱になるのです。
なので気晴らしをしても問題に取り組もうとしても心療内科にいっても全然的外れなのです。
1日8時間も眠るなんてもったいない!と思う人もいるかもしれません。
寝ない方がもったいないのです。
AmazonのCEOジェフ・ベゾスですら1日8時間寝ないと注意散漫になり思考がぼんやりすると言っているのです。
新世紀の神のごとく世界を飲み込もうとしているAmazonのベゾスがこういっているのですから、いわんや凡人においてをやです。
10時に寝て6時に起きる生活を28日間続けるなんて無理!ってひともいるかもしれません。
あなたが10時に寝て6時に起きる生活が出来ない要因は何でしょうか。
それがためいきの原因です。
ためいきを止めたければその要因を消すしかありません。
その要因を無くす、または軽減するためにわたしが参考にしたのはこの本です。
人生を複雑にしない100の方法
1日8時間の睡眠時間を確保できない人生は複雑すぎるのです。
この本のおかげですこしづつですが、わたしは自分の人生をシンプルなものにして1日8時間眠れるようになりました。
もちろん毎日ではないですが、睡眠時間が5,6時間の日が続くと気がふさいでくるので、すぐに眠れる日を作って調整するようにしています。
この本は「家事、ライフスタイル、家計、仕事、健康、個人生活(プライベート)、女性のシンプルライフ、シンプルライフをきわめたいひとに」の8章で構成されています。
わたしが特に助けられたのは「個人生活(プライベート)」の章です。ここであげている個人生活を複雑にしない方法をご紹介します。
- 人間関係をすっきりと
- 自分自身のままでいる
- 直観を信頼する
- 簡単にいかないことは、しないでおく
- 他人を変えようとしない
- 月に一日はひとりで過ごす
- 子どもたちにひとりの楽しさを教える
- 年に一度はひとりになる休暇をとる
- 日記をつける
- 一度に一つのことをする
- 何もしないこと
- 夕日を眺める時間をとる
- ノーといいなさい
- ノーがいえないなら、言い訳をする
- 会合に出席したくない団体はやめよう
- 過去を前向きに見直す
- 自分の理想像を変える
- シンプルライフはいつも見直しを
これらのひとつひとつについてシンプルにする方法が1,2ページずつ書かれています。
94年のアメリカのベストセラーなので、現代日本においてちょっと読み換えが必要な部分もありますが、基本原理は有効かつ強力です。
いまためいきが止まらない人にオススメの一冊です。