世の中の変化が激しくて、勉強しないと死ぬ風潮になっていますね。とはいえ、お金がないと死ぬので、仕事を投げ出して勉強するわけにもいきません。ビジネスパーソンは会社から帰って自宅で過ごす時間・休日を使って勉強するしかありません。
ここで言っている「勉強」は資格試験などをとるためのものではありません。武器としての知性を身につけるための「勉強」です。前者の勉強は、自分の知識と合格に必要な知識の差分・試験までの日数から、毎日の勉強量・必要な進捗を割り出して淡々とこなしていくだけです。
後者の「勉強」は、抽象度の高い思考能力・情報の真贋を見分ける知恵・既存システムを相対化できる洞察力を身につけるためのものです。この勉強に対するモチベーションを保つのは難しいです。
人間、締め切りがないとなかなか身がはいらないものだからです。わたしも以前は勉強しなきゃと思いつつ、家に帰ったらご飯食べて寝るし、土日は漫画読んでたら終わってるし。ダメ人間まっしぐらでした。
そんなわたしでしたが、ここ1年半くらいはずっと勉強するモチベーションを保てています。以前の自分と何が変わったのかと振り返ってみて、「このおかげでモチベーションを保てているのかな?」と思い当たることがあったのでシェアします。
勉強するモチベーションを保つ方法3つ
規則正しい生活をする
睡眠不足はすべての不調の原因です。人間の意志は弱いので、「今日は家に帰って勉強しよう!」と思っていても、睡眠不足の状態だと、家に帰ってご飯を食べたらすぐに布団に入りたくなってしまいます。人間は動物なので仕方ないことなんです。
社会人が勉強のモチベーションを保つために、一番頼ってはいけないのは、自分の意志です。自分がパフォーマンスを保つのに必要な睡眠時間は必ず確保しましょう。そのために規則正しい生活をして、ルーチンを壊さないようにしましょう。
運動習慣を身につける
運動習慣を身につけましょう。運動するときに、漫然とスクワットやマラソンなど決められた動きをしているのではダメです。ポイントは2つ。「自分の体に意識を向ける」、「少し難しいことをする」です。
これは、わたしがジムに通うようになって、発見したことなのですが、筋トレって実はすごい頭使うんですよ。「狙った筋肉を鍛えるために、どういう動きをするべきかな?」って。動かすのが一か所ではないので、頭もフル回転しています。
このような、「頭を使う運動習慣」を身に着けることで、体力と集中力の両方を養うことができ、それが勉強のモチベーションを保つための土台になります。
知的好奇心を持つ
勉強すると、見える世界が変わります。勉強した後の自分は、頭一つ分くらい背が高くなって、見える世界が広がる。見える世界を広げたい気持ちを持つことが、勉強のモチベーションを保つための、一番の秘訣です。
見える世界を広げたい気持ちは知的好奇心と言い換えてもよいと思います。わたしが勉強を続けられるのも、知的好奇心が他の人よりほんの少し強いからです。知的好奇心が刺激される分野だったら、キャッチアップのための努力が全然苦にならない。むしろ楽しいです。
誰でも知的好奇心を刺激される分野が一つはあると思います。仕事には直結しなくても、そういう分野で好奇心を満たすために、知る努力を楽しく続けること。自然と知りたいことがドンドン増えていくので、勉強のモチベーションを保つことができます。
まとめ
勉強のモチベーションを保つには、まず生活と自分のカラダという土台を整えること。「知りたい」って気持ちを持つこと。土台がきちんとしてないと、知的好奇心を持つことは不可能ですので、「何も知りたいことが無いよ~」って方は、まず土台固めから始めることをオススメします。
人間、追い込まれている気分での勉強は続かないものなので、楽しくモチベーションを保ちながら勉強していきましょう!