みなさん、自己紹介は得意ですか? おにぎり(@dreamingjewels1)は仕事だと名刺渡して終了です。まあ、仕事だとそれで問題ないですが、プライベートや副業で自己紹介するとき困るんですよね。実績無いし、肩書き無いし。あたりさわり無いことを話して終わってしまう。
そして二度目に会ったとき、名前すら覚えられていない。そんな悲しみを当たり前のものとして、ずっと抱え続けていました。
しかし、そんなおにぎりの前に一筋の光明が!
人生100年時代、自己紹介に必要なのは、肩書きや経歴だけではなく、人に共感させるキャラクターの力。予防医学研究者・石川善樹氏、東洋経済オンライン、モーニング編集部が組んで、「これからの人生戦略」に真っ正面から挑むイベントを開催します!これに参加すれば、ビジネスシーンで一歩先を行ける「最強の自己紹介術」を手に入れられます!!
モーニング式 最強の自己紹介術 | 東洋経済新報社(リンク切れ)
このイベントは、講談社モーニング×東洋経済オンラインが発足させた「最強の自己紹介研究プロジェックト」の1年におよぶ研究の結果です。肩書きや経歴がなくても印象に残る自己紹介術!これは知りたい!ってことで、光の速さでポチって参加してきました。以下にレポートします。
「モーニング式 最強の自己紹介術」イベントレポート
どうして人生100年時代の「自己紹介」が必要なの?
人生100年時代って最近よく聞きますね。登壇者の石川善樹先生によると、人生100年時代には、4つの区分けがあり、そのうち3つの区分けでは自己紹介する相手が変わるそうです。
人生の秋はセカンドキャリアのために、業界外の人へ自己紹介する。人生の冬は自分の知識経験を次世代に伝えるために、自分より若い人たちに自己紹介する。この秋と冬の時期の自己紹介は、業界内に閉じた自己紹介とは違うものが必要ですよね。
この自己紹介で紹介するのは、自己ではなく、未来です。紹介する相手に自分との未来を描いてもらう。それが自己紹介の目的です。
えーと、それどうするの?ってところが今回のイベントの目玉です。目玉はよ!
わたしたちが「自己紹介」が苦手な理由
一般的に自己紹介が苦手な理由は、主に4つに分けられるそうです。
- 表現(伝え方が分からない)
- 分析(相手がどんな人か分からない)
- 性格
- 戦略(どういうキャラクターで行くか)
多くの人は、戦略(キャラ)が弱い。そもそも自己紹介している時点でキャラが立ってない。たとえば小泉信次郎さんとか自己紹介する必要ないですよね。出た瞬間にどういう人かわかっちゃう(笑)
で、たとえば小泉信次郎さんが政治家やめて、あなたの会社の社長になりまぁすって自己紹介してきたら、どういう未来が自分の前に広がるか想像つきますよね。紹介する相手に自分との未来を描いてもらう。それが自己紹介の目的なので、キャラが立っていれば、もう目的は達成されているわけです。
凡人がキャラ立ちするための「最強の自己紹介」とは?
じゃあ小泉信次郎になれない凡人はどうすればいいの?そこでモーニング登場です。漫画雑誌モーニングのキャッチフレーズは「読むと元気になる」。どうして元気になるかというと、凡人であるキャラクターが活躍する、非凡な物語が描かれているから。
この平凡だけど魅力的な漫画のキャラクターを分析すれば、凡人でもキャラ立ちできるはず!この分析のために石川先生たちはモーニングのヒット漫画100作を読んだそうです。
取り上げられた漫画作品のうち一部です。映画化・ドラマ化されたものもあるので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
ヒット漫画を分析した結果、導きだされたキャラ立ちの法則はこちら。
人間の根本的な欲求(○○したい) VS 欲求阻害要因
人間の根本的な欲求には5つの要素(変革心・正義心・冒険心・探究心・愛)があり、欲求阻害要因には3つの要素(自分・組織・社会)がある。根本的な欲求と欲求阻害要因の対立が読者の共感を呼び、ヒット作になる。
例えば上にあげたヒット漫画に描かれている対立は以下です。
大切な妻と幸せに暮らしていきたいという愛 VS どうしても働きたくない自分の心
・ショムニ
自分らしい働き方がしたいという自己愛 VS 上司にこびへつらうような常識を押し付けていくる会社という組織
この対立は小さければ小さいほど共感を呼ぶそうです。「世界平和のために悪の組織と戦う!」みたいに大きくすると、あーがんばってねーって他人事になっちゃう。
なので、最強の自己紹介とは、自分が持つ「小さな対立の構造」を見せることで、他人の共感を得るこのなのです。
イベント内で配布された資料には、自分が持っている対立を洗い出すためのワークシートも用意されていました。自分がどのような対立を抱えているのかを分析して、今後の自己紹介に役立てていく予定です。まとまったらシェアします!
おまけ
初めて 講談社に入ったので、面白かったものをご紹介します。
通用門から入ったら「原稿受付」窓口が。出版社ならでは!
入館証が激シブ。QRコードとかついてないのね。