こんにちは!みなさんには「こんな自分になりたい」って理想はありますか?憧れの職業、憧れの体型、憧れの人間関係。。。なりたい自分を考え出すと、色々願望が広がりますよね。では、なりたい自分になるために、どんな努力をしていますか?
憧れの職業に就くためのスキルを得るために勉強する、理想の体型のためにダイエットする、将来のパートナーを得るために出会いの場に行く。。。理想の自分になるために、行動している人は多いと思います。
もちろんこのような行動も大事です。しかし、「なりたい自分/理想の自分になるために、何を選ぶべきか」が、書かれた本を読んで、目からウロコがドロップドロップだったので、シェアします。
なりたい自分、理想の自分になるために何を選ぶべき?
なりたい自分、理想の自分になるために選ぶべきなのは、「リアルで会う人」です。既に自分がなりたいと思っている状態に達している人と、なるべく一緒にいるべきなのです。
なぜ、そのような人を選ぶべきなのか?それには微生物が関係しています。何を言っているか分からないと思うので詳しく説明します。
目からウロコをドロップさせてくれたのはこの「あなたの体は9割が細菌」という本です。「健康」に関する意識が根本的に変わります!まじオススメです!
わたしたちの体の9割が細菌ということは、ヒトの部分は1割しかないってことですね。原題はそのまんま ”10% Human”です。
あなたの体は9割が細菌ってどういうこと?
この本によると、わたしたちの体を構成する細胞1個に対して、そこに9個の共生微生物の細胞が乗っかっています。わたしたちの体の9割を占める共生微生物は、マイクロバイオータと呼ばれます。
マイクロバイオータは人間が生きるのを助けます。しかし、それと同時に、自分の生存戦略のために宿主の行動を操ります。マイクロバイオータが宿主を操る例を見てみましょう。
- 狂犬病ウイルスは、宿主のイヌに喧嘩させて他のイヌに噛みつかせることで、繁殖し続ける。
- トキソプラズマは、宿主のラットがネコの尿のにおいに引き付けられ、ネコに食べられやすい状況をつくることで、次はネコに寄生して繁殖し続ける。
- 毛様線虫は、宿主の昆虫を水に飛び込ませることで、水中で自分のつがいを探せるようにする。
マイクロバイオータにとって、人間は行き止まりの宿主です。しかしマイクロバイオータが生存戦略のために宿主の行動を操るのは、途中経過のイヌだろうが、最終到達点のヒトだろうが変わりません。
にわかには信じられないことですが、我々の行動や思考ですらマイクロバイオータにかなりの部分が操られているのです。ヒトがマイクロバイオータに操られる例を見てみましょう。
ベルギーの若い女性Aさんは18歳になるまで明るく健康で、試験勉強に励んでいた。ところがわずか数日でケンカ腰になり、付き合いが悪くなり、性的にだらしなくなった。(中略)脳の生検を行ったところウィップル病にかかっていた。細菌によって引き起こされるめずらしい感染症で、行動の激変がきっかけで感染が発覚する。
「あなたの体の9割が細菌」99ページ
あなたの行動は9割細菌に操られている?
風邪のウイルスがヒトからヒトへ感染するのと同じように、マクロバイオータはヒトからヒトへ感染します。
わたしたちの心も体も微生物に操られているという、この本の主張が正しいならば、わたしたちは自分の心と体を健康に保つために、マクロバイオータのお世話をしなくてはなりません。
わたしたちのマクロバイオータの組成は出会う人や出かける場所によって変わります。誰と会うか、どこに行くか、何を食べるか。一つ一つの機会の裏で、「他者とのマクロバイオータの交換」が行われているのです。
そして、人間の性格がマクロバイオータにかなり操られているとしたら、↓↓↓のような事象が実際に起こっていることになります。
ビジネススクールにいけば起業家志向の性格になる微生物を拾うかもしれないし、ロードレースを観に行けば、スリルを求める性格になる微生物を拾うかもしれない。
「あなたの体の9割が細菌」129ページ
まさに「朱に交われば赤くなる」ってことわざのとおりですね!
つまり、自分がなりたいと思っている状態に達している人と、なるべく時間と空間を共有することで、自分の理想の行動様式、思考の源泉になるマイクロバイオータを拾うことができる可能性があるのです。夢が広がりんぐですね!
さて、あなたは誰に会いに行きますか?