人生100年時代、死ぬまで働かないと老後破綻まっしぐら!って聞くとみなさんどう思いますか?正直ダルいですよね。わたしはダルいです!(堂々)医療が発達して年取っても健康でいられるとしても、そんなにやる気が持たないよ~。
長生きめんどくさいなと思っていたら、人生100年時代にやる気を維持するコツを、石川善樹先生(@ishikun3)の講演で教えてもらったのでシェアします。
人生100年時代の不安を乗り切るコツ@石川善樹先生はこちら
人生100年時代にやる気を維持するには?
ダルく感じるのは当然で、わたしたちが知っている「動機づけのテクニック」は、80~70年人生60歳定年が前提のものだからです。
現在の「動機づけのテクニック」は、意思が行動の源泉となっています。でも人間の意志って、目標を達成できたり、途中で失敗したりすると、簡単になくなっちゃう。長く継続するために、意思の力に頼るのは無理なんです。
では、やる気を長く持ち続けるにはどうすればいいのか。それは、動機を使い分けることです。何を言っているか分からないと思うので、表にします。
動機には「内的動機」、「外的動機」の2種類があり、それをキッチリ使い分けることが、やる気を長く保つコツです。「内的動機」+「外的動機」のミックスは、人間心理として矛盾が起きるので、パフォーマンスが低くなるそうです。
動機と習熟度を2軸のグラフに表しました。最初は内的動機からスタートして、外的動機によってピークに達し、ふたたび内的動機に移行しつつ習熟度が高まります。
習熟度が高まるステップをグラフに追加しました。
- 一つの分野に、楽しい、やりたい!という気持ちで、遊びとして取り組む
- 少さな目標を立てて、少しずつ改善していく
- 外的要因による習熟度の限界に達する
- 他分野から学ぶ、自分の内面を見つめなおす
- 他部門の知見を活かしつつ、自分が楽しめる遊びとして取り組む
この5ステップで習熟度は高まっていくそうです。5.の領域に達することができたら楽しそうですよね。
3つのステージに分けると、「守」、「破」、「離」。人生のステージでいうと、「守」が25歳~50歳、「破」50歳~75歳、「離」75歳~100歳だそうです。
たしかに、歳を取れば取るほど、出世やお金など外的なことをモチベーションにするのが難しくなりますよね。自分にとって何が本当に幸せなのかが、だんだん分かってくるからです。
逆に言うと自分にとって何が本当に幸せなのかが分からないままだと、習熟度が途中で頭打ちになるので、人生の後半に低スキル低収入に苦しむことになるかもしれません。
まとめます。人生100年時代にやる気を維持するためのコツは3つです。
- 外的動機・内的動機を使い分けること
- 外的動機・内的動機を混ぜないこと
- 自分にとって何が幸せなのか知ること
自分の行動の源泉は内的動機なのか、外的動機なのか、自分は何を幸せと思うのか。どれも内省することでしか理解できない要素です。
人生100年時代には、内省が不可欠であるとリンダ・グラットンも繰り返し書いています。
自分とだけは一生付き合うので、内省して自分のことをよく知りつつ、やる気を維持して幸せに過ごしたいですね!
おしまい。