この世の中は実力主義。
より勉強ができる。より知識がある。より才能がある。より仕事ができる人が評価されていく世の中。
そう思っていませんか?
そう思っているなら、あなたは目をつぶったまま高速道路を歩いているのと同じです。すなわちDEATHまっしぐらです。
目を開いて世の中を見てみましょう!
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
世の中、実力主義のはずでしょ?!
もうこんな会社辞めてやる!わたしの方が絶対絶対実力があるのに!あんな小娘の方が先に昇進するなんて意味わかんない!この会社の評価制度絶対おかしい!
プッ。。。
え、いま笑った?わたしのこと笑った?つーか、あんた誰?
そこの女よ、「この世の中は実力のみで成功・失敗が決まる」と思っておるな?
思ってるけど何よ?!この全身タイツ野郎!おまわりさーん、この人変態です!!
タイツじゃねえし!地肌だし!じゃなくて、この世の中の成功・失敗を分けるものは実力などではないぞ。それが何か知りたいか?
知りたい!っていうか今すぐくれ!よこせよオラァ!!
実力よりも運よりも、成功するのに大切なもの
おにぎりは目を覚ましました。
おにぎりさん、大丈夫ですか?
あ、梅干しちゃん。大して実力もないくせに、わたしより先に昇進した後輩の梅干しちゃん。。。
口に出して言うの止めてください!はい、酔い覚ましのお水飲んでください。
そうか、わたし昨日酔っ払って潰れて、後輩の家に転がり込んだんだ。
しかも先に昇進した後輩の家に。わたしって本当最悪。。。
やっぱりこの仕事向いてないのかなぁ。そもそも才能がないんじゃないかなぁ。。
おにぎりさん、心の声がまたダダもれですよ。全部聞こえてますよ。
うわ、マジ死にたい。。。
死ななくていいです!あとコレ、なんか全身タイツの人が、おにぎりさんに渡してって。才能が自分にないかもなんて考えるのは、時間の無駄でしかないから止めた方がいいって言ってましたよ。
梅干しちゃんは、おにぎりに一冊の本を手渡しました。
うわ、この表紙マジムカつく。。。
ムカつくけど、えっ?これってマジで?えっ?
おにぎりはページをめくる手を止めることができませんでした。
自分が実力をつけようとひたすらしてきた努力がいかに的外れだったのか。
自分がいかにこの世の中を見誤っていたのか。
おにぎりは、今まで自分がチェスの駒だった気がしてきました。
チェスの駒に、チェス盤は見えません。チェスのルールも分かりません。
この本を読み終わった時、おにぎりはチェス盤を覗きこむ指し手に変貌していました。
今ならゲームのルールが分かる。今なら勝負に勝つために自分が何をすべきか分かる。
分かったわ。。。わたし、やっとこの世の仕組みが分かったわ!
どんなに醜悪で卑劣でも、わたしは勝ちたいの!とりあえず、目の前の小娘に勝ちたい!
だから口に出して言わないでくださいってば!
まとめ
伝説のブロガーふろむださん(@fromdusktildawn)の著作についての書評です。
本のタイトルにある「勘違いさせる力」は、この著作の中では「錯覚資産」と呼ばれています。
「錯覚資産」がなんなのか、それがなぜ成功するのに不可欠な要素なのか、知りたい方は是非、お手にとって読んで頂きたいです。
この世の見方が根底から変わる一冊です!