仕事で辛いこと、悔しいことがあったとき、そんなつもりはなくても涙が勝手に出てくることってありますよね。泣いて許してもらおうなんて思ってないのに、涙がどうしても止まらない。「これだから女は。。。」って思われるだろうから、泣き止まなきゃって考えているのに気持ちがついてこない。
私も何回かこんな経験があります。職場で泣くなんて絶対ダメって思ってるから、余計に辛いですよね。でも、いいんですよ、仕事で泣いたって。なぜなら感情こそがキャリアアップの原動力なのだから。
女性のみなさん仕事で泣いても大丈夫なんですよ。涙は職場でタブーなんかじゃないよ
どうして職場で涙はタブーと思ってしまうのか
仕事で泣くなんて絶対ダメ!もし泣いたりしたら「これだから女は。。。」って見られちゃう!って思ってしまいますよね。私もそうでした。しかし、そもそもなぜ職場で涙はタブーと思ってしまうのでしょうか?法律で決まってるわけでもないし、そんな社則もないでしょ?
私たちが職場で泣くのはタブーと思わされている理由。それはビジネスの世界がまだまだ男性のものだからです。
日本のビジネスの世界ではまだ男性が優位
日本における2015年の管理的職業従事者に占める女性の割合は12.5%で、韓国についで世界ワースト2位。2016年の日本の平均賃金の男女格差は韓国についでこれまたワースト2位。日本でのビジネスの世界はまだまだ男性優位です。
男性優位なビジネスの世界では、「泣く=良くないこと」という男性の価値観が優先される
男性は子供の頃から、「男のくせに泣くな!」ってしつけられますよね。だから「泣く=良くないこと」って価値観が刷り込まれているし、そのように行動する。男性優位な会社では、男性の価値観で物事が判断させてしまうから、泣く女性が認められない雰囲気になってしまうんですね。
女性には女性の価値観があるし、それを職場で出すのはタブーではない
しかし女性には女性の価値観があります。それを職場で出すのがダメな理由が、まだまだビジネスの世界が男性のものだからというのは、あまりに理不尽ですよね。いいんですよ、泣いたって。いつでもどこでも子供みたいに泣くわけじゃなくて、悲しくて悔しくてどうしようもないときは誰にでもあります。
なんだってそんなに激しい感情を、他人の価値観に合わせて抑え込む必要があるのでしょうか。
女性が職場で泣いて大丈夫な理由① 感情をあらわにするのは自己開示になるから
喜怒哀楽のうち、怒りや悲しみなどのネガティブな感情は、仕事であらわにすることは好まれません。でも一方で、本音で話さないとお互いのことが理解できません。本当にいい仕事をしようと思ったら、やっぱり本音で話す必要があるんです。
意見が対立したときに、衝突を恐れて表面的なやりとりだけで済ませるより、お互いの根本的な感情や考えを開示した方がうまくいくこともあります。「泣く」のも一つの自己開示の手段です。
女性が職場で泣いて大丈夫な理由② 感情が最高のキャリアのナビゲーターだから
キャリアアップするために何が必要か?スキル?経験?地頭の良さ?
私は感情だと思っています。会社でかなり上の方まで出世している人をみてください。ほとんどサイコパスくらいにアクが強い人ばっかりじゃないですか?ポジティブなものにせよネガティブなものにせよ、感情の振れ幅が激しい人の方がキャリアアップするんです。
ロジカルシンキングも経営理論も及ばない、結局最後は人の情念がビジネスを動かすんです。だから情念が強い人ほど、ビジネスの世界で大きな力を持てるんですね。
まとめ 女性は仕事で泣いても大丈夫!感情こそがキャリアアップのカギ
- 職場で泣くのがタブーと思ってしまう理由は、日本でのビジネスの世界はまだ男性優位だから
- 男性優位な世界では、男性の価値観が優先される
- 女性には女性の価値観がある。他人の価値観に従って行動する必要はない
- 感情を表すことで職場の人との相互理解が進むこともある。泣くのも一つの自己開示
- 感情は最高のキャリアのナビゲーター。情念が強い人ほど最終的にビジネスで強い力を持つ
感情こそがキャリアアップの原動力になるのなら、感情が豊かな人ほど有利ということになります。職場で泣くのを我慢して、自分の感情を押し殺さなくても大丈夫ですよ。
私も泣いたり、ブチ切れたりしつつも今は年収750万ですから。泣いたらそこで仕事人生が終わりなんてことは絶対にありません。
女性の皆さん、泣いたっていいんですよ。自分で自分の涙を否定する必要はないんですよ。そんなに感情を揺らされるくらい、真剣に仕事に取り組んでいる証拠じゃないですか。
明日はきっと大丈夫です。少しずつ前に進んでいきましょう。