自分は仕事ができない、要領が悪い、と感じると落ち込みますよね。周りの人はスイスイ仕事をこなしているのに、自分は毎日残業続きで上司に怒られてばっかり。。。辛いですよね。
初めての仕事や、転職直後は誰でもこのような状態になる可能性が高いです。時間が経って経験値が溜まれば、自然に仕事がこなせるようになるし、要領も良くなります。
一方でいつまでたっても仕事ができない、要領が悪い人が一定数存在します。どこの職場にもいるので、観察していて気づいたのですが、このような人たちに共通するたったひとつの特徴がありました。
仕事ができない、要領が悪い人たちに共通する、たったひとつの特徴とは「分からない・できない」と言えないことです。
- 私が目撃した、いつまでも仕事ができない、要領が悪い人の例
- 仕事ができない人、要領が悪い人は一人で仕事を抱えすぎる
- 仕事ができない人、要領が悪い人は「分からない。出来ない」がどうしても言えない人
- 出来ない・分からないと言うのは難しい。でも言わないとずっと仕事ができないまま
- 仕事ができない・要領が悪い人から脱出するための対処法
- まとめ いつまでも仕事ができない、要領が悪い人の特徴と対処法
私が目撃した、いつまでも仕事ができない、要領が悪い人の例
私の経験談を書きます。
毎日毎日遅くまで残業している、唐揚げくんという男性社員がいました。唐揚げくんはいつでも元気一杯で、ツヤピカオイリーフェイスなのですが、要領が悪いのです。
唐揚げ君はシステム会社でSEをやっています。システム開発も佳境に入り、ユーザー側の受入テストの段階です。唐揚げ君は、受入テストのデータ準備を担当していました。
明日からついに受入テスト開始です。唐揚げ君の上司にあたるおにぎりは、唐揚げ君にデータの準備状況を確認しに行きました。
おにぎり「そろそろシステムにデータ流し込みたいんだけど、準備できた?」
唐揚げ君「はい、今最終チェックをしています」
おにぎり「最終チェックっていつ終わるの?」
唐揚げ君「えーっと今日中には。。。」
おにぎり「今日の何時?」
唐揚げ君「えええーっと、ええーっと、ええいいやあ〜」
オイル三割増しくらいになった唐揚げ君の表情と歌声に、おにぎりは危険を察知しました。
仕事ができない人、要領が悪い人は一人で仕事を抱えすぎる
改めて状況を確認してみると、テストまでにチェックしないといけないデータが、紙の書類に換算して600枚程度あることが判明しました。
おにぎり「これ1人でチェックするつもりだったの?」
唐揚げ君「はい」
おにぎり「1時間で何枚くらいチェックできるの?」
唐揚げ君「数えてないっす」
おにぎり「じゃあどういう根拠で明日までに自分一人で600枚チェックできるって判断したの?」
唐揚げ君「えーっと、えーっと、ええいいやあ~」
この時は他のチームからも人手を借りて、何とかデータのチェックを期限までに終わらせることができました。
仕事ができない人、要領が悪い人は「分からない。出来ない」がどうしても言えない人
もし唐揚げ君一人に任せていたら、テストのためにたくさんの人がスタンバイしているのに、データがないのでテストができない。時間が無駄になるという事態が起こってしまっていたはずです。
このように仕事ができない人・要領が悪い人は「出来ない・分からない」を言わないまま期限ギリギリまで自分一人で仕事を抱え込みます。
その結果、周りに迷惑をかけるし、「仕事ができない・要領が悪いヤツ」というレッテルを貼られ続けるのです。
出来ない・分からないと言うのは難しい。でも言わないとずっと仕事ができないまま
出来ない・分からないと言うのは確かに少し勇気がいることです。「こんなことも知らない・出来ないなんて馬鹿にされるんじゃないか」と不安に思いますよね。
しかし、知ったかぶりは必ずバレるし、よく分からないまま進めた仕事は必ず破綻します。ええ、必ずです。例外はありません。
ミスをしたときに上司に「出来ませんでした」と報告したがらない人がいますが、あれは絶対にやめたほうがいいです。
仕事ができない・要領が悪い人から脱出するための対処法
出来ない・分からないことはその場で正直に話しましょう。その上で理解できるまでとことん質問しましょう
「そんなこともわかんないのかよ」って言ってくる人がいるかも知れません。が、気にしなくて構いません。「分かんないから聞いてるんですよ~」と笑顔で返してください。
理解できるまで質問する行為は、職場で恥になることはありません。むしろ歓迎されるべき行為なのです。知ったかぶりで適当な仕事をする方が問題です。そして、そのような適当な仕事を続けている限り絶対に仕事ができるようにはならないのです。
一つ一つしっかり質問して理解して作業をする。結果を振り返る。これを地道に続けていれば、必ず仕事ができる人・要領が良い人になれますよ。
まとめ いつまでも仕事ができない、要領が悪い人の特徴と対処法
- 仕事が出来ない・要領が悪い人はどこの職場にも一定数存在する。
- 初めての仕事、転職直後は誰しも「仕事が出来ない・要領が悪い」状態に陥る
- いつまでも「仕事が出来ない・要領が悪い人」は「出来ない・分からない」をいうことが出来ない人
- 「出来ない・分からない」と職場でいうことは恥ではない。むしろ歓迎されるべき行為
- 「出来ない・分からない」ことを理解できるまでトコトン質問することが、仕事ができる要領が良い人への最短ルート
いかがでしたか?あなたの仕事人生が豊かなものになりますように!