転職するときにボーナスをもらえるか、もらえないかは気になりますよね。いまの職場から、とにかく早く逃れたい!って人は、「ボーナスいらないから辞めたい」という気分になるかも知れません。「ボーナスをもらってすぐやめたら、もらい逃げって言われるかも。。。」と二の足を踏む人もいるかも知れませんね。
私は転職を3回しましたが、毎回ボーナスはキッチリもらってから退職しました。「もらい逃げ」なんて悪口を言われたこともありません。転職のスケジュールをキチンと考えて行動すれば、ボーナスをしっかりもらって円満退職することができます。どうしても自分で転職のスケジュールを考えるのが難しい人は、【リクルートエージェント】などの転職エージェントに相談するのも手です。
この記事では、ボーナスをもらってから転職する方法、「もらい逃げ」と陰口を叩かれない方法をまとめます。
転職する時はボーナス(賞与)をもらってから辞めよう!「もらい逃げ」と言われない方法!
ボーナス(賞与)をもらってから辞めた方が良い理由
まず年収にボーナスは含まれているのですから、もらえるものはキチンともらっておきましょう。それに、もし転職が首尾よく決まったとしても、次の職場でスムーズに仕事をこなしたり、周囲に馴染める保証はありません。「転職したけど、辛いからすぐ辞めたい」なんて気持ちになったときに、前職でもらったボーナスがあるか無いかで心理的な余裕が全く違います。
金銭的に余裕があれば、「お金はあるから本当に辞めても大丈夫」って、心に余裕ができるので、目の前の仕事に集中できます。しかし蓄えがないと、どんどん不安と心配が広がってしまい、落ち着いて仕事に取り組めなくなる悪循環におちいってしまいます。今現在お金に困っていない状況だとしても、未来の自分の心の安定のために、ボーナスをキチンともらってお金に余裕がある状態にしておきましょう。
夏と冬のボーナス(賞与)支給スケジュールを考えて転職活動をしよう
だいたい夏のボーナスは6月支給、冬のボーナスは12月支給の会社が多いのではないでしょうか。夏のボーナスが6月、冬のボーナスが12月の場合の理想の転職スケジュールは以下です。
夏のボーナスをもらってからやめる場合
3月 転職活動開始
4月 転職活動がんばる!
5月 内定ゲット
6月 ボーナス支給&退職意図表明
7月 引き継ぎ&有給休暇消化
8月 転職先に入社
冬のボーナスをもらってからやめる場合
9月 転職活動開始
10月 転職活動がんばる!
11月 内定ゲット
12月 ボーナス支給&退職意図表明
1月 引き継ぎ&有給休暇消化
2月 転職先に入社
ボーナス(賞与)算出期間は会社規則をチェックしよう
ボーナス(賞与)の算出期間は会社規則に定められているのでチェックしてみましょう。上記の例のように6月にボーナス支給なら、前年12月から翌年5月までの働きぶりに対する評価が、賞与に反映されます。冬の12月分は、前年6月から翌年11月分ですね。
この期間にどれくらい評価されるような働きをしたかがボーナスに反映されます。ということは、算出期間中の前年12月から翌年5月までの途中、例えば3月に退職してしまうと、算出期間が6か月から4か月に減ってしまいます。4か月分の働きに対してボーナスが計算されるので、ボーナス算出期間丸々働いた場合より、支給額が少なくなります。
ボーナス算出期間は会社によって違うので、自分の会社の規則をしっかり確認してくださいね。特に賞与のタイミングが年2回ではなく、3回、4回の会社は注意が必要です。極力ボーナス算出期間中はフルで今の会社に在籍して働くように転職のスケジュールを組み立てましょう。
退職の申し出のタイミングは、ボーナス(賞与)支給の通知をもらってから
退職を申し出るタイミングは、ボーナス(賞与)の支給の通知をもらってからがベストです。賞与に関する評価は人間が行うので、「もう辞めます」と言っている人に対しては、どうしても点数が辛くなりがち。これは避けられません。ボーナスが満額欲しいのであれば、支給額が通知されてからにしましょう。
キチンと評価されて、算出の根拠を明示した上でボーナスの支給額が決まっているわけです。支給額の通知後に退職の意図を表明したからと言って、ボーナス減額の理由にはなりません。また、退職時に引き止められても心を惑わされないようにしましょう。残留しても状況が良くなることはまずありません。
転職先から内定をもらってから入社までの目安は1か月
転職先から内定をもらってから入社まで待ってもらえる目安は、基本的に1か月です。転職先も人が欲しくて募集をかけているわけですから、なるべく早く入社して欲しいのが本心。2か月、3か月も待ってくれる会社は、ほとんどないと思っておいたほうがいいです。
ですので、退職の意図を示してから1か月以内に引き継ぎと有休消化をすませる必要があるのです。
「もらい逃げ」と言われないために引き継ぎはしっかり実施しよう
ボーナスを「もらい逃げ」した、なんて陰口を叩かれると嫌な気分になりますよね。そんなことを言われないために、業務の引き継ぎはしっかりと行いましょう。転職が決まってから引き継ぎの準備を始めるのでは遅すぎます。
転職を考え始めた頃から、自分の業務をマニュアル化して、引き継ぎ資料の作成に取り掛かるくらいでちょうどいいです。退職の意図を上司に伝えるときに、引き継ぎ相手は誰になるか確認しましょう。引き継ぎ相手が決まったら、スケジュールをすぐ立てて、なるべく早めに引き継ぎを開始しましょう。
後任者の人に口頭で説明するだけでは、不親切すぎます。説明した後に、いちど後任者の人と一緒に作業して、実際のやり方を教えてあげるくらいの丁寧さが必要です。仕事の引き継ぎについては、こちらの記事にまとめたので、ご参考までにどうぞ。
退職するときには有給休暇は全部取得しよう
「ボーナスもらった上に、有給休暇を取得するなんて無理!」って思う人もいるかもしれません。しかし、有給休暇は取得して当然の権利なんですよ。貯金の積み立てと同じように、あなたが今までお休みを積み立ててきたのが有給休暇です。
有給休暇を捨てるのは、お金を捨てるのと同じことです。最初からあきらめないで有給休暇もキチンと消化してから退職しましょう。
退職時の有給休暇の取得方法についてはこちらの記事にまとめました。
職種によっては、退職時にまとめて有給休暇を取ることが難しいかもしれません。そのような場合には、普段から有給休暇をこまめに使うように心がけましょう。
まとめ 転職する時はボーナス(賞与)をもらってから辞めよう!
- 転職後に心理的余裕を持つために、貯金は大切。前職でのボーナスをもらってから辞めよう
- ボーナス支給スケジュールを把握してから転職活動のスケジュールを立てよう
- ボーナスの算定期間は会社によって違う。自分の会社のボーナス算定期間がいつからいつまでなのか会社規則を確認しよう
- ボーナス算定期間中に退職したら、ボーナス支給額は減額される
- 退職の意図を伝えるのは、ボーナス支給額が確定してからがベスト
- ボーナスを「もらい逃げ」したと言われないために、引き継ぎはしっかり行おう
- 退職時にはボーナスだけでなく有給休暇も全て取得しよう
転職するときにボーナス(賞与)をキチンともらうために気をつけることをまとめました。やはり、最初のスケジューリングが一番重要です。
自分で転職のスケジュールを立てる自信がなければ、転職エージェントに頼るのもアリ
自分で転職のスケジュールを立てる自信がなければ、転職エージェントに頼りましょう。だいたい転職活動の期間の目安は1〜3ヶ月と言われています。仕事をしながら転職活動をスケジュール通りこなすのは結構大変です。
応募企業の選定、面談日程の調整、内定後の給与交渉などなど、転職活動においてやることがたくさんあるので、日常の業務をこなしながらだと、かなりの負担になります。
転職エージェントは複数登録がオススメ
【リクルートエージェント】などの転職エージェントに登録しておくと、最初に面談した後に、本人の希望に沿った求人を色々紹介してもらえます。応募書類の添削、面接の練習、面接日程の調整など、転職活動のすべての面においてサポートしてもらえます。
キャリアアドバイザーに「ボーナスをもらってから転職したい」と最初に伝えて、スケジューリングからお願いしてみましょう。
自分で求人を探して転職活動を進めるより、転職エージェントに登録した方が早期に転職を決められますよ。大手の転職エージェントだと、サービス内容にそれほど差はないのですが、一対一で対応してくれるキャリアアドバイザーの質は正直まちまちです。
転職が早く決まるかどうかは、キャリアアドバイザーの質にも左右されます。自分と相性が良く、質が高いキャリアアドバイザーに当たる可能性を上げるために、複数の転職エージェントに登録することをオススメします。私は3回転職しましたが、毎回【リクルートエージェント】、【DODA】 、
【@type転職エージェント】などの転職エージェントに登録していますよ。
あなたの転職活動がうまくいきますように!