仕事をしていると、自分じゃどうしようもないくらい理不尽な目にあうことってありますよね。えこひいきする上司、不公平な評価、無茶振りしてくるクライアント、ミスを人に押し付けてくる同僚。悔しくて、ムカついて、耐えられない気分になりますよね。私も社会人経験を20年やっているので、理不尽な目にあったことは当然あります。
ただ仕事の理不尽を我慢せずに、乗り越えるために私がやっている対処法をまとめます。いま理不尽な目にあっている人の参考になれば嬉しいです。
仕事の理不尽を我慢せずに、乗り越えるための対処法!
仕事の理不尽をなぜ乗り越えなければならないのか?
理不尽な事態に対応する能力というものは、理不尽を乗り越えた経験からしか身につきません。そして、もっと稼ぎたい、もっと昇進したいという欲がある人は、すべからく理不尽な目にあう機会が増えます。なぜなら仕事は下っぱから上にいくほど、抽象度が上がり、不確定要素が増えるからです。キャリアアップしたいなら、理不尽への対処能力は必要不可欠というべきでしょう。
とはいえ理不尽から逃げるなとは言いません。暴力に等しいパワハラ、理屈が通じないモラハラなどが原因なら、転職を視野に入れても良いでしょう。
仕事の理不尽を乗り越えるための対処法① 感情を落ち着ける
理不尽な目に合うと、「悲しい」、「悔しい」、「ムカつく」など強い感情が沸き起こりますね。思わず涙が溢れてしまうことがあるでしょう。人間なら当然の反応です。しかし感情に囚われている間は、理不尽を乗り越えることはできません。
なぜなら理不尽な事態が発生するというのは、あなたに盲点があったということ。人は誰しも固定観念を持っています。固定観念により視野が狭くなり、盲点が生まれます。そして、その固定観念を強化するのは、自分の感情です。何が自分の盲点だったか知るために、まずは感情を落ち着けましょう。
仕事の理不尽を乗り越えるための対処法② 事実を確認する
感情が落ち着いて、フラットに物事を見れるようになったら、「理不尽な事態」を見つめ直してみましょう。
理不尽を見つめ直す観点 時系列で何が起こったか確認する
まずは自分が理不尽と感じた事態について、何が起こったのか時系列で書き起こしてみましょう。例えば「言われた通りに資料を印刷したら上司に怒られた」という理不尽の場合の時系列を書いてみます。
- 上司に会議用資料を20部印刷するように言われた
- 指示通り20部印刷した
- 印刷した資料を会議の席上で配布した
- 参加者で一番役職が高い人に記載ミスを指摘された
- 会議の席上で、上司に記載ミスについてなぜ気づかなかったのか叱責された
絵に描いたような理不尽ですね。しかし「どうして私が怒られないといけないの!」と感情にとらわれているときより、書き出した後の方が、数倍状況が見えるようになったのではないでしょうか。
仕事の理不尽を乗り越えるための対処法③ 同じことを繰り返さない仕組みを作る
時系列とパワーバランスが確認できたら、同じことを繰り返さないように仕組みを作りましょう。残念ながら起こったことは変えられません。会社の理不尽に仕返ししようなど考えるべきではありません。時間の無駄です。
まず考えるべきなのは、時系列の事実において、「どこで自分が間違ったのか?」ということです。上の例でいえば、上司に渡されたコピーの原本を確認しなかったことが間違いの元です。コピーを取るだけでなく、事前に資料のチェックも簡単にしておけば良かったのです。
あなたの仕事人生が豊かなものになりますように!