短期離職とは通常、転職して1年以内に退職することを指します。就業して1ヶ月以内の退職なら職歴に書く必要はありません。しかし源泉徴収でバレます。短期離職の経歴をごまかす事は出来ません。また短期離職が1回なら、「会社選びに失敗しちゃったんだね」と捉えてくれる企業も結構あります。実際に私も一ヶ月で短期離職し、その後転職活動を行いましたが、書類選考通過率は50%でした。転職自体も一ヶ月くらいで次の会社から内定をもらえました。
ですが、短期離職を繰り返している人は、転職において不利になります。「こらえ性がない人なんだな」と企業側からネガティブに捉えられてしまうのです。この記事では短期離職を繰り返してしまう人の特徴をまとめます。逆から言えば、このような考え方をしなければ、転職してすぐ後悔し、短期離職に至ることもありません。いま短期離職を考えている人、これから転職活動をしようとしている人の参考になれば嬉しいです。
短期離職を繰り返してしまう人の特徴とは
- 他責志向が強い
- 今の悪い状況がずっと続くと思い込んでしまう
- 転職の目的がはっきりしていない
短期離職を繰り返してしまう人の特徴!2回以上は不利になるから、転職で後悔しない考え方を身につけよう
短期離職を繰り返してしまう人の特徴① 他責志向が強い
短期離職を繰り返してしまう人の特徴として特徴として、「他責志向が強い」ということが挙げられます。他責志向が強い人は、何か問題が起こったときに原因を全て他の人に求めてしまいます。例えば自分の仕事が締め切りに間に合わなかったのは、上司の指示が曖昧だったから。プレゼンがうまくいかなかったのは、聞き手のレベルが低すぎたから。このように自分を省みることをしないので、どんどん成長の機会を失って行きます。
その結果、仕事がうまくいかないケースが増えてきます。他責志向の人は、そこで「こんなに仕事がうまくいかないのは、周りの人間が(上司が、クライアントが、同僚が)●●なせい!こんな環境でもう働けない!」とブチ切れて短期離職に至るのです。
対策:他人を変える事はできません。変えられるのは自分だけです。仕事でうまくいかないことがあったら、自分ができる範囲で「次からどうやったら上手くいくかな?」と考える習慣をつけましょう。
短期離職を繰り返してしまう人の特徴② 今の悪い状況がいつまでも続くと思いこむ
短期離職を繰り返す人の特徴の二つ目に、「今の悪い状況がいつまでも続くと思いこむ」というのがあります。私も同じ傾向があったので、気持ちは良くわかります。仕事で辛いことがあったり、嫌な人がいたりすると、「この状況がこの会社にいる限りずっと続くんだ。。。辛い。」と悶々としてしまうのですね。しかし会社において状況は刻々と変わります。転職後、仕事で辛い思いをしていても3ヶ月もしたら楽になります。嫌な人は突然異動になるかもしれません。
対策:「今の状況がいつまでも続く」という思い込みを捨てる。会社の状況は刻々と変わるものと知る。
とはいえ、なかなかこの思い込みを捨てるのは難しいですよね。そんな人は是非 オプティミストはなぜ成功するのか?を読んでみてください。「悪い状況がいつまでも続く」という思い込みが、どれだけあなたの成功の邪魔をしているかよく分かる本です。私もこの本を読んでから、思い込みを捨てることができました。
短期離職を繰り返してしまう人の特徴③ 転職の目的がはっきりしていない
転職はゴールではなくて、過程でしかありません。「最終的には□□の分野で独立したい。だから今回の転職では□□の分野のビジネスモデルを学ぼう」など、「転職で得たいもの」がハッキリしている人は簡単に離職しません。なぜなら退職するときは、転職の目的を果たしたときだからです。
しかし短期離職を繰り返す人は、転職の目的がハッキリしていない人が多いです。「何となく今より良い仕事がしたい」というくらいの考えで転職すると絶対に後悔します。なぜなら人間の脳は安定を好み、変化を嫌うようにできているからです。脳は環境の変化を全てストレスとして捉えます。目的意識があれば、ストレスも良い刺激になりますが、目的意識がなければ辛いだけです。
対策:なんのために自分は転職したのか?をもう一度考えてみよう。今の会社でそれを手に入れる方法を全て試してみよう。
でもどうしても短期離職したい。。。なら無職になる前に転職エージェントに相談を!
色々考えたけど、どうしても短期離職したい!であれば退職する前に転職エージェントに相談してみましょう。私も一度経験があるのですが、無職になってからの転職活動は本当に辛いです。
転職活動は在職中に行うのが鉄則です。心の余裕が全然違います。退職してしまう前に、転職エージェントと「なぜ退職したいのか」、「次の転職では何を実現したいのか」をじっくり棚卸ししてみることをオススメします。
あなたの転職活動がうまくいきますように!