おにぎりだもの

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【小説】パンドラの少女 The Girl With All the Gifts【洋書】

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The Girl With All the Gifts 
ゾンビSFです。
以前に洋書で読んだのですが、映画化されたのを機に、以前にブクログに書いていたブックレビューをアップします。

▪️あまりに苦い未来の勝利を描くゾンビSF

主人公はメラニーという少女です。
なぜか毎朝、兵士に銃を向けられて拘束衣を着せられ、手枷足枷を嵌められます。
そして車椅子で教室に移動し、同じく拘束された子供たちが授業を受けるのです。
この疑問符しか浮かばないシーンから物語は始まります。 

 

Kazuo Ishiguro meets walking dead!とアオリがついていますが、個人的には安部公房の「第4間氷期」+スタージョンの「人類皆殺し」って印象を受けました。

 

ゾンビものですが、ひたすら「数にものを言わせる」展開になるかと思いきや、ゾンビが「手段」でしかないところがミソです。

SFのストーリー展開も他に類を見ない面白さですが、登場人物の関係も、ときに微妙に、最後にはドラスティックに変化していくので、page-tunerの名にふさわしい一冊です。
ネタバレになるので筋はあまり書けません。


▪️洋書多読として

 

なぜかKindle上で購入できないので、ペーパーバックで購入しました。
主人公は少女の設定なので、会話文は平易で読みやすいです。それとの対比のためか、地の文は描写が細かくてやや読みづらかったです。英語って「その状況」にバシッとはまる単語があって、それを細かく使い分けている印象。
 
調べると、「おお、この状況ならこの単語しかあるまい」というのがわかります。
しかし、いちいち辞書を引いていると読むスピードが犠牲になるのでやっぱり多読はKindleに限りますな。。。

 

 

邦訳はこちら。



▪️映画化

eiga.com



いや、映画見てないんですけどね。このポスターを見たときに愕然としました。
そもそもこの本を読んだときに、「これ絶対映画化できないだろうな」と思ったんですよ。


だって、モッキュモッキュ人を食べる凶暴なゾンビの群れの中に、メラニーを猿ぐつわ+後ろ手錠で斥候として放つんですよ。いやそれあかんやろー、児童虐待がすぎるやろー。映画版ではどんな設定なのか気になるので、映画も近々チェックしたいと思います。